視覚障害者用ICタグレコーダー『ペニートーク』
PennyTalk(ペニートークと呼びます)は、太いボールペンのような外見のICレコーダーです。ペン先に特殊なセンサーがついており、専用のシールを読み取ると、そのシールに対応する音声が本体から再生されます。
どのシールにどの音声が流れるようにするかは、ユーザーが自由に録音できます。
簡単な使い方
1.専用のシールを冷凍パウチや調味料のビン、薬の箱などに貼りつけます。
2.中身が何か後で分かるよう、自分の声を録音します。
3.ペニートークの先端をシールにかざすと、録音された音声が流れます。
4.録音を変えたい場合は、シールにペン先を近づけ、再び録音の操作をします。
ペニートークはボタンが大きく、操作もカンタンなのが特長です。本体には『電源』『音量上げ』『音量下げ』の三つのボタンしかありません。
本体の電源を入れるには、『電源』ボタンを2~3秒押しっぱなしにします。電源を切るときも同じように『電源』ボタンを長押しします。
録音をする時は、『音量上げ』または『音量下げ』ボタンを2秒程度押しっぱなしにします。録音した音声を消す時は、録音した音声が流れている時に『音量上げ』『飲料下げ』のどちらかを押しっぱなしにします。
ペニートークの様々な使い方
ICタグのシールは様々なモノに貼り付けることで、形の似たモノを区別するだけでなく、ふせんを貼り付けるように音声を録音することができます。例えば次のような使い方はいかがでしょうか?
iPhone・スマホのケースに貼り付ける:重要なパスワードや暗証番号を記録しておくといざという時に安心です。ICタグシールを見られてもパスワードは分からないので安全性が高いです。
手帳やカレンダーに貼り付ける:重要な予定を録音しておくことができます。1日~31日までシールを並べて貼ると、万年カレンダーのようにも使えます。
USBメモリースティックや外付けハードディスクに貼り付ける:どのようなデータが入っているかを記録しておけます。録音した音声はペニートーク本体がないと再生できないため、セキュリティーの面でも優れています。
また、ペニートークのセットには耐水性ICタグシールが同梱されていますので水回りでもご利用いただけます。
調理器具に貼り付ける:包丁や果物ナイフなど触って確かめるのが危険な調理器具を安全に使い分けられます。
調味料や薬味のビン、自家製ジャムのビンなどに貼り付ける:中身の種類だけでなく、いつビンに詰めたか、どのように作ったかといった情報を自由にメモできます。
ペニートークのICタグシールは二種類で、細長いリボンのような形のものが耐水シールです。
こんな方には特におすすめ
ペニートークは様々なモノに録音ができる便利なICレコーダーですが、特に次のようなことでお困りの方にオススメです。
小さいボタンが苦手な方
ペニートークは大型のボタンを装備、リモコンのボタンよりも大きいので確実に操作できます。
録音音質も重視する方
ペニートークは大型スピーカーとマイクを搭載しているので、クリアな音質で録音・再生ができます。
大事な場面で確実に使いたい方
ペニートークは単四乾電池2本で動作。電池が切れてもすぐに交換できます。重要な時にも確実に使えて安心です。
貼り付けるシールも大型で分かりやすい
シールは五百円玉のサイズで、表面には点字のような突起がついていますので、どこに貼り付けたか分かりやすくなっています。
日常生活用具として給付対象になります
ペニートークは、日常生活用具の『視覚障害者用音声ICタグレコーダー』として給付実績があります。詳しくはお住まいの市区町村にお問い合わせください。
関西で給付実績のある自治体は以下の通りです。(実績があり次第、更新します)
- 兵庫県神戸市
- 兵庫県姫路市
その他お問い合わせはこちら
お電話はこちら:078-841-7316(平日10時~17時)